それは昨夜に起こった。
寝る前にアドと遊ぼうと思って、いつものように楽しく激しく遊んでいた。
しばらく遊んでいてふと自分の腕を見ると血!
「あれっ!?なんで!?私か?」と思って腕を見ても出血してない。
この時点で軽くパニックになる。
「アド!?」と思ってよく観察して見ると・・・
狼爪が途中で折れていて、そこからポタポタと血が垂れていた。
OKUが冷静且つ迅速に消毒してくれた。
「そのままアドを抱っこしててくれる?折れてる爪切るから」
血の気の引いた顔で「できない」と言うのがやっとだった。
「全くしょうがないなぁ」と言いながら、OKUがアドの爪を切って最後に消毒もしてくれた。
アドは爪切りのときに抵抗したが、普通のときと変わらない様子。
OKUには「こういうときこそ飼い主が冷静でいなきゃアドが動揺するじゃん」
って言われたけど、突然のハプニングにも弱いし、血にも弱いのだ。
「もしかしたらこの先、もっと大きなケガをするかもしれないし、
そういうときに冷静になれるようにしなきゃ」と言われた。
・・・出来るだろうか。あまり自信がない。
念のため、今朝獣医さんに行って診てもらった。
狼爪の皮膚にすごく近い所で折れてしまったらしい。
先生に折れた狼爪を切ってもらった。
バイ菌が入るといけないから、3日分の抗生物質を処方された。
狼爪は地面につかないし、散歩は普段通りに行って大丈夫だそうだ。
それを聞いて少し安心した。
ついでなので、先生に爪のことを相談してみた。
『前足の爪が伸びてるけど、それ以上切るとすぐに血が出てしまう』
後足に比べると前足の爪は伸びやすい。
切るときのポイントは、最初は乾燥した感じだけど、
だんだん湿った感じになるからそれで感覚を掴む。
ただ、その感覚を掴むのはかなり経験が必要。
『以前のように、もっと短くすることは出来るのか?』
やることは可能。
ただし、かなり血が出てしまう。
「今日、短く切って行きますか?」と先生に聞かれたけど、
血が出ることを知っていてやるのはどうかと思って止めた。
その代わりに、血が出ないところまで爪を切ってもらった。
案の定、アドは必死に抵抗していた。
が、最後の方は諦めて無抵抗になった。
偉いぞ、アド。
でもまたこれで診察台が大嫌いになったな・・・。
アド、本当にごめんよ。
これからは遊ぶときにもっと気をつけるね。
「もう本当にヘトヘト。狼爪が気になってペロペロしちゃうよ。」
それはダメ!
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