3月21日の健康診断で肝酵素値のGPTが異常に高いことが判明してから
もうすぐ1ヵ月が経とうとしている。
狂犬病ワクチン接種、混合ワクチン接種、フィラリアの予防薬投与と
何かと肝臓に負担の掛かる時期だし、肝臓疾患になった場合の対処法と、
肝臓強化のために何ができるのか調べたことを書き残しておこうと思う。
<肝臓の働き>
肝臓は血液中の寄生虫や細菌、ウィルスを取り除く重要な役割を果たしています。
肝臓の特別な細胞は、何分か何秒毎に血中の毒素を破壊し排出する。
肝臓に大量の毒素が流れ込むと、肝臓がストレスを受けている信号を出す。
その結果、発疹、痒み、頭痛、疲労、ガス、腹部の膨満が生じ、
さらに自己免疫障害がおきることになるのです。
解毒の他にも栄養素の代謝やホルモン、血液蛋白、胆汁の生産、
ビタミン、ミネラル、エネルギーの貯蔵において重要な役割を担っている。
肝臓には再生や毒性があっても機能するという大きな力がある。
肝臓の反応はすばやく、大きなダメージを受けても、
他の臓器と違って、再生する力を持っているのです。
<肝臓疾患の症状>
・軟便
・白色便
・惰眠
・体重減少
・食欲不振
・うつ状態
・被毛状態の不良
・腹部の圧痛
・衰弱
症状が進行すると黄疸が出て、皮膚や歯肉、目の辺りが黄色くなる。
初期症状は他の疾患とも共通するために見逃してしまいがちなので
定期的に血液検査を行って肝酵素値をチェックしてください。
<原因>
感染、癌、寄生虫、ウイルス、毒素、外傷、他の疾患、薬物、
一部の麻酔薬はみな肝臓に障害を及ぼす可能性がある。
肝毒性に関連がある毒物には、アセトアミノフェンや副腎皮質ステロイド、
ハロセン麻酔、メベンダゾール、メトキシフルラン、フェニトイン、
チアセタルサミド、トリメトプリム-スルファジアジンならびにリマダイル、
メタカムなどの商品名で知られる非ステロイド性抗炎症薬があります。
重金属、一部の殺虫剤、除草剤、真菌毒素も肝臓に有害です。
肝臓の炎症は自己免疫による場合もある。
免疫系が自分たちの肝細胞を攻撃しはじめることで、
医薬品、殺虫剤、環境汚染物質、狂犬病ワクチン、混合ワクチン、
ノミ・ダニ予防薬、フィラリア予防薬などが引き金となる可能性がある。
肝疾患は、獣医師による診断と根本原因の判定が必要です。
たいていは、西洋医学による治療が必要ですが、
補助的に自然療法を行うことが可能です。
次回は、「補助的な自然療法って何よ?」の部分についてと、
肝臓を強化する食材やサプリメントなどを紹介します。
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