2007-10-23

マナートレーニング 1回目

10月21日(日)の出来事。

ずっと楽しみにしていた薩美恵美子先生のトレーニング。
約束の時間が近づくにつれ、ワクワクがドキドキに変わる。
「こりゃイカン」と思って、レスキュークリームを持って家を出た。
先生を迎えに行く車中、そんな私の心中を察して
アドは足をバタバタして「いつもと雰囲気が違うよ!」って訴える。
そんな私とは対照的に、OKUは落ち着いてる様子。

さて、そんなドッキドキの私がどうなったかというと・・・
(続きはめちゃくちゃ長い!)

レッスンで習ったことを、覚えている限り書こうと思います。
ただ、このレッスンは薩美先生のカウンセリングを受けて、
薩美先生がアドと飼い主の性格を考慮した上で、
我が家にぴったりな方法で教えてくれているので、
この方法が全ての仔に合った方法ではないです。

OKUと事前に話し合い、レッスンの場所は飼い主に不利になる
大きな公園でやろうということになりました。
大きな公園は、人がいっぱい、もちろん犬連れの人もいっぱい、
アドの大好きな草むらもいっぱい。
それでも、敢えて不利な状況でがんばることにしました!

まずは駐車場から、レッスンができそうな場所を探して普段通りにアドを連れて歩く。
OKUと薩美先生が場所を探して前を歩き、私はアドのリードを持って
普段通りに歩いていると、何度もマーキングして、出会う犬皆にガシガシ近づくアド。
これが、いつも通りのアドとの散歩。
レッスンができそうな場所を見つけ、荷物を降ろし腰を落ち着けようと思ったら、
アドが私の持ってきたバッグにいきなりマーキング。。。
つい、洗えばいいやと思って「別に良いよ」と言ってしまった私。
それに対して先生は、
アドはいつもと違う状況で興奮していて
自分の匂いのする物にマーキングしたと言ってました。
そして、この行為は決して良いことではない。
だからと言って怒らずに、呆れた顔をしてさっと片付ける。
こんなことをされたら嫌なんだということを態度で表す。
笑ったり、「別に良いよ」なんて態度だと、やっても良い行為になってしまう。
と教えていただきました。

ここから、習ったことを順に書いていきます。
まずは、レッスンを始める前に基本的なことから。

★基本的なリードの持ち方
 ・右手親指にリードの輪を軽くかける
 ・左手はリードを上から掴んで握る
<補足>
 ・利き手の右手は何かあったときの為に自由が利くようにしておく。
 ・左手でリードを握るときに上から掴むのは、
  強く引いたときに肩を痛めないようにするため。

★チョーカーについて
 ・チョーカーはそれ以上先に行けないというサインを送るために使用する
 ・何があっても、首が抜けないようにするため (アドの安全を守るため)
<補足>
 ・薩美先生は、チョーカーをグイグイ引っ張ったり、
  罰としての道具として使ったりはしません。
 
★歩くときのポジション
 ・飼い主の左側を歩かせるのが基本
<補足>
 ・なぜ左側かと言うと、右側を歩かせた場合、
  飼い主と壁に挟まれると圧迫感があって、
  先に行こうとしたり、後ずさりしてしまうから。
 ・左側の方がスペースがあるので、犬は飼い主の横を
  ぴったりくっついて歩くようになる。
 ・もし左側を歩かせていて、車などが来たら、
  立ち止まって、飼い主が道路側に移ってアドを守る。

ここからが、本格的なレッスンの内容です。

■ 『ツケ』で歩く ■
 ①「ツケ」と言って自分の左足を軽く叩き、アドにコマンドを出す
 ②ポールのカーブを曲がるときも「ツケ」と言う
注意:このレッスンでは、2つのポールを直線状に離して置き、
    最初のポールの左側を歩き、2つ目のポールを回って戻ってくるという方法です。
<補足>
 ・アドが違う方向に行っても、完全に無視して進みたい方向へ歩き続ける。
 ・アドが先に行ったら立ち止まって「ツケ」と言う。
  それでも戻ってこなかったら、2、3歩下がって「ツケ」と言う。
 ・とにかく気持ちでアドに負けてはいけない!
  「絶対にこっちに行くんだ!」という気持ちでいること。
  目的意識がないとアドは飼い主について行こうとしない。
 ・ツケで歩いてるときに、アドが「こっちでいいんだよね?」とか、
  「これであってる?」ってアイコンタクトしたら思いっきり褒める!
 ・上手にできたときも、何度でも褒めてあげること

■ オシッコさせる ■
 ①飼い主がアドにオシッコさせる場所を決める
 ②その決めた場所に行き、「オシッコ」と言う
 ③オシッコするまでその場を離れない
  (その場の匂いを確認させるのはOK)
 ④その場でオシッコをしたら褒める
<補足>
 ・外でオシッコしたら必ず水をかける。
  そのために飲み水とは別に水を用意しておく。
  それはマナーでもあるし、アドを守るためでもある。
  何かトラブルになったときに、ちゃんとマナーを守っていれば
  問題が大きくならずに済むこともある。
 ・1時間の散歩でオシッコをさせるのは3箇所で十分。
  (慣れるまでは5箇所でもOK)
 ・500mlのペットボトルいっぱいに水を入れて使い果たしてしまうのではなく、
  500mlのペットボトルをいっぱいにしないで持って行き、
  これだけしかさせないぞという気持ちで行く。

■ 2分間『マテ』 ■
 ①「オスワリ」させて「マテ」
 ②マテを解除したら思いっきり褒める
<補足>
 ・一点をじっと見つめたり、耳をピンとさせたら
  何かに警戒して立ち上がろうとする前のサイン。
  そのサインが出たら、また「マテ」と言う。
 ・途中で立ち上がっても怒らずに「オスワリ」→「マテ」
 ・「マテ」をさせるときは、飼い主が傍に座ってあげても良い

以上が、1回目のレッスンの内容です。

□ レッスン後、先生へ質問 □
Q 魔の十字路(アドがいつも立ち止まる所)での対処法方は?
A その十字路に着く前に、おもちゃでアドの気を引いて通り過ぎるのも1つの手。
  それか、ツケのときのように「絶対にこっちに行く」という気持ちでスタスタ進む。

□ その他、学んだこと □
・アドが前を歩こうとするのは、私たち飼い主を守るために
 絶えず危険がないか確認していてそれがアドの仕事になっている。
・弱虫アドには、リーダーの仕事がストレスになってしまう。
 常に何か危険がないか確認したり、興奮したりすると長生きできない。
 だからこそ、レッスンでアドがストレスから開放されるように
 飼い主が進む道を示してあげる。
・簡単に「自分が愛犬のリーダーになる!」なんて言う人がいるけど、
 「本当にリーダーなんかになれるの?」って思っちゃう。
 リーダーになると言うのは、今のアドのように絶えず先を行き
 危険がないか常に神経を高ぶらせたり、進むべき道を示してみせたり、
 本当のリーダーって凄く大変なこと。
 そんなことを目指すよりも、この子たちの父と母になれば良い。
・「アド」と呼ぶのはオイデのときにだけ使いたいから、他のコマンドでは言わない。
 「アド」は名前であって、コマンドではない。
・レッスン中、アドと私たちの飲み物にレスキューレメディを入れると良い。
・レッスン前、休憩中、レッスン後はレスキュークリームでメンタルケア。

□ 今日の反省 □
・レッスンが始まる前に緊張して、それがアドに伝わってしまった。
 帰りも興奮してアドがゆっくり休めなかった。
 次からは、平常心を保つように!
・いつもの癖で、意思の疎通ができないときに「アド」って言ってしまう。
 一度出したコマンドをもう一度言ったり、応援したりする癖をつける。
・私の褒めてるときの声のトーンと、ダメなときの声のトーンが同じ。
 褒めるときとダメなときは、声のトーンや表情に気を付けること。

□ 次のレッスンまでにすること □
・公園まではいつも通りの散歩で、公園に着いてからレッスンをする。
・マテは家でもできるから、仕事で忙しかった日でもやること。
<補足>
・今のレベルで、道路でやるのは危険。
・レッスンの時間は5分だけでも毎日やることが大切。
・1時間とか長時間やる時は、10分やって休憩とか、ぶっ続けでやらないこと。
・気分が悪ければやらない。無理しないこと。

□ この日の感想 □
本当に楽しくて、あっという間の1時間だった。
「最初だし全然ダメでした」っていう報告になるかと思ったけど、
アドも私もOKUがんばりましたよ。
何度かアドが抵抗したものの飲み込みの早さにビックリ!
レッスン中も、足をバタバタさせて「こんなのヤダよ!」っていうサインもなく、
終わったときのアドの顔は満足そうに笑っていた。
レッスンをした場所から駐車場へ戻るとき、
リードを持つOKUの後ろ姿がいつもとは違って頼もしかった。
そのOKUの横をテケテケついて行くアド。
これこそ、私が夢見た光景!
“継続は力なり”毎日少しずつでも教わったことをやろ♪

10月22日は、たまたまOKUが休みだったから、
また同じ公園に行って、ツケ、オシッコ、マテの練習。
まだまだ完璧ではないけど、続けていく内にできるようになるはず。
今日は、私とアドだけで近所の公園でちょこっと練習するぞっ!

おまけ画像



アドはちゃんとできてるのに、私のリードの持ち方違うし。。
もっとたるませて持たないと、アドの首が絞まったままだよ・・・。

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